© Marie Michèle BERTIN-CARON
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Biography JP

マリー・ミシェル・ベルタン・カーロン

アート・フォトグラフィ & ペインティング

1947年、フランスのサントル=ヴァル・ド・ロワール地方ロイラ生まれ、現在イタリアのペスカーラ在住。
18歳から20歳までの2年間(1964年ー66年)、テュールにてフォトグラフィーを学ぶ一方でダンスとピアノにも情熱を注ぐ。
20歳でパリへと上京。後に彼女の表現活動において最も重要な手法となる陶芸、彫刻、絵画を学ぶ。

30代半ばから40代半ばにかけての80年代を通じ、ローマとヴェネチアでトロンプルイユ(騙し絵)を独学で学び、イタリアのコンメディア・デッラルテ(仮面を使用した即興演劇)を題材にした多数の壁画をフランスのコート・ダジュールとイタリアの大きなヴィラに描く。それらの多くは建物が取り壊された際に失われた。

その後も絵画技法の独自リサーチを続けるうち、グラフィート、装飾スタッコ、モザイクなどの古典的手法を独自のやり方で模倣するようになる。
また油彩、パステル、テンペラを使った絵画も続け、2000年(54歳)以降それらの実験作品はコンゴから輸入されたコーヒーの袋や防水帆布など廃棄物をカンヴァス替わりに使った’ラフ・アート’へと展開していく。

2006年(60歳)からは絵画のほか、実験的な手法を突きつめるためにフォトグラフィーにも回帰。2016年(70歳)現在は写真が彼女の主な情熱であり、国際的な賞も受賞している。

また他に印象に残る作品として、2009年(63歳)10月に製作されたシシリアの詩人シーザー・ザルボとのコラボレーション本があげられる。マリー・ミシェルが仮面を撮影したシリーズものの写真に詩人がインスパイアされて書き下ろした詩を組み合わせたアート本で、’イマゴ・アニマエ’と名付けられた。これは彼女自身が編集を手がけ、オリジナル・プリントのみを収めた12冊だけが刷られた限定本となっている。

いくつかの彼女の作品はフランス、イタリア、日本、アメリカのプライヴェート・コレクションに収められているほか、フランスとイタリアでは個展も開催されている(ローマ2015年/チタ・サン・アンジェロ2016)。